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zoom RSS 熊本県棋王戦 予選特集 (3間飛車シリーズ準決まで)

<<   作成日時 : 2010/10/14 22:52   >>

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約束していたものの、なかなかブログを更新しなかったがここで更新しようと思う。

今月は、県棋王戦を特集してみたい。

今回の私のあたりは、松田(隆)さん、Tさん、山内君、石本(優)君、竹田5級で

シードの下だったのでパート勝ちぬきにしては対局数が多かった。

松田さんのは、序盤の初歩的なミスがあって、電車道だったので紹介しない。

あくまでも若手の教育を兼ねているので、見どころのある局面を紹介する。

この日は、対早石田シリーズになった。

とはいえ、これに対しわたしは石田流の使い手でもあるがかねてより考えていたものを試してみることにした。

この戦法は、もともとある戦法なのだがそれを対早石田の対策として使用しているのが工夫なのだ。

※ ひょっとしたら、すでに気づいている人もいるかもしれないけど・・・・・

T6段戦

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まず、先手の75歩に対し、54歩と突く。

意味は、後手の狙いだけを言うと、たとえば、78飛車だと45角があり、教科書の76角をうっても

54歩であらかじめガードするという意味。

先手も85角と打つ手はあるが、それは先手やや面白くない、まあ、有名な居飛車早石田封じです。

そこで定跡に明るい人は、66歩と突きます。

そこで55歩とつき、相振り模様にもっていきます。

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この時点でたいていの相手は、時間をかなり消費します。

インターネットでは、指さないといけないので、あまり効果はありませんが実際の試合では、かなり効果を発揮し

ます。

それがこうなります。

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なんと対振り飛車5筋位取り左穴熊にチェンジ・・・・・・・・・・・

この戦法は、インターネットで連採しているが序盤の駒組がとても難しい。

しかし、このような形であれば、かなり後手の勝率は高くなるとおもっている。

島本プロのワンダー戦法に書いてあるのは、ゴキゲン模様(相手相振り飛車)→五筋位取り左穴熊の構図だが、

私のは、早石田封じ54歩→相振り模様→5筋位取り左穴熊の3段変速。

同じようで目的が違う、高度な早石田封じなのである。

この対策は、硬く組まれないように早石田にもっていっている相手に対し、その作戦を封じつつさらに5筋を急行す

るとみせて、しめしめと穴熊に組んでしまうということで相手の精神的ダメージと硬く組みたいという自分の安心感

を同時に狙った戦法でありますが皆さんどうでしょう?

※ 少し、駒組に欠点がありますが、それはここでは紹介しません。

手の解説に行きましょう、局面は△84歩と歩を交換しにいったところ。

しかし、これは欲を張った手で指した瞬間、しくじったと思った。

図で▲64歩と突く手がある。

同角は、84歩とり、84歩と突いた手が空を切っている。

同飛だと74歩と突き、68飛車なりには、角交換し73歩なり。

この展開は、先に龍を作るものの後手の歩がきれておらず、先手の駒ドクが確定しているため先手有利と思う。

この戦法のコツは、さばいた後駒補充がきく展開にするか、できなければと金を作れる展開にしないといけない。

その両方ができない展開はだめである。

しかしその手は来ずに、無難に歩交換ができと金を作ることに成功し快勝。

もどって、△84歩では、△74歩が正解。※あぶない あぶない。

対 山内戦

山内君は、熊大OBで1昨年、沖崎君と肥後名人の挑戦者を争っている強敵。

そして、とても研究家である。

その次は、下村さんか石本(優)君で強敵が続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、全国大会では、このような相手はざらなので特に緊張はしていなかった。

彼も早石田できたので同じように5筋位取り左穴熊を採用。

すなおにすんなりと組めば、恐らく楽な展開になったはずだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところが欲を出し、変なことをした。

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この△84歩がまたしても疑問手なのである(笑)

奇しくも前局と同じ手が悪手、ここでは44銀とあがるか、すりすり金を寄せていくのがよかったかも・・・・・・・

なぜなら、次の▲77角を見落としていたからでこれが盲点だった。

一見、先に△85歩と歩ドクするけど、75歩をついてあるために、▲88飛、△84飛、▲76銀で偶然にも

75歩をついてあるがために足し算が間に合ってしまうのだ。

何をやっているんだと思ったが、ダメージを最小限にする方法を必死に考えた。

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考え方として、72に上がらされた金、これを自陣にくっつけないと負けると思った。

方針として囲いのリフォーム、@8筋の攻めを緩和 A戦いながら金の移動ルートを作る B角のいるところに金を移動。

まず 悪形だが△54銀とたち42角をきかせ @Aを実行すべく、74歩と反発。

この狙いは、同歩、75歩として、 銀を引かせて、△65銀〜△74銀くりかえ、銀をきかせて8筋を緩和しつつ、

55角のカウンターには、64歩とし、Aの金の移動ルートを作ります。

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山内君の快調な攻撃、63歩と垂らします。

筋のいい手です、これに対し、まずは△85歩と打ち、▲同飛、△74銀、▲86飛、△63金とし、

金を寄せることに成功します。

そして、▲56飛車とよった手に、△53金とよった手が飛車のさばきと将来の4筋攻めを防いだ好手でした。

この手が、最終的に勝利を呼び込んだといえます。

山内君は、主要なところの歩が切れていないので、これ以上踏み込めない形になり、狙っていたリフォームが

間に合いました。※42まで金が移動し、無事アナグマを再構築しました。

相手の手に乗る流水の様な金の動きで勝利。

対石本(優)戦

彼とは久しぶりの試合であった。

多分、朝日とアマ王将の予選で当たり、私の2勝0敗だが過去の成績は、参考にならない。

1昨年は、藤田さんを遅刻の時間ハンデがありながら1回戦で下しており、立命館のレギュラー時代にプロキラー

だったころの瀬川氏を破っている。

この前の試合も下村氏をもみ合いの末、破り好調のようだ、この予選の山場である。

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彼の採用は、3間飛車・・・・・・・・・

前3局とは違い、本格3間飛車である。

この54歩は少し変調で84飛車を浮いている意味を台無しにしている。

このときは、62銀の働きを少し気にしすぎていたがおいといて低く構える手もあった。


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石本君の▲58飛がうまい。

みごとに54歩をとがめている・・・・・・・・

少し焦ったが、44銀をはやくすると矢倉流でさばかれるので、34銀まで進出させて、玉を固める方針に切り替

えた。

45銀をわざと誘い、早くも勝負手を放つ、△44銀!!!!、時間差のぶつけである・・・ここで銀をさばいておき

67銀の打ち込みで勝負する。

これは、かなけんシステムにも応用のきく、有効な指し方だ。


34銀とすり込まれるけど、42角と引いて手ドクを主張し、44銀は守備ゴマとして残る。

あとはひたすら玉を固める。

自分の経験上、意外と先手には、攻めがないのである。

そして駒組が進み、無事に囲いが完成。

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こうなると、端の2手と銀に手をかけたため、逆に石本君の駒組の立ち遅れが目立つ。

端を攻めるしかないが、互角のさばき合いが挑めないため、先手が勝ちにくい形だろう。

事実、この後、私が先行して、リードを保ったまま制勝。

決勝の相手である竹田5級か新宿4段を待つばかりになる。

(長くなったのでここできります。)




















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なぜか早石田が流行ってますね。私も真似してネットでやっています(笑)
私は△54歩に対して▲78飛で力戦に誘うこともしばしば・・・最近よくやるのは△45角▲85角△84歩に▲46歩△27角成▲63角成の順です。やや先手無理ぎみですが、私は馬が好きなので気にしません。

△54歩からの中飛車左穴熊ですが、あまり見ないですね。学生王座戦?の小林さん?の棋譜で見たぐらいだと思います。
私は初手▲56歩からの中飛車左穴熊はたまにやります。ただ私は手を作るのが下手なので、穴熊はあまり好きではないですね(笑)
竹田
2010/10/16 08:57

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